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公式noteの作り方~ネタ発見から記事公開するまで~

こんにちは、弥生公式note編集部の庄村です。

公式noteが立ち上がってから1年半※ちょっと。安定的に記事を掲載することができ、おかげさまでPV数も順調に伸びています。
※弥生公式noteは2021年3月にスタートしました!

近いところだと10月(弥生では期首にあたります)から、毎月の弥生の取組みをお伝えするMonthlyLetterをリニューアルしたり、ブランドの統一感が出るようにサムネイル画像全体のトンマナを統一したりと様々な角度から見せ方・伝え方を変えようと模索中です。

私たちの中でのいま一度の整理の意味も込めて、このタイミングで一度弥生の公式noteの作り方、そして運営体制、記事ができるまでのフローをご紹介します。

採用広報などと絡めて公式noteや各種オウンドメディアの運用を検討されている方の参考にもなれば幸いです!

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編集部紹介

しっかり運用していくため、「公式note編集部」という、ストレートな名前のチームを組み、現在4名体制で運営しています。
 
「弥生の副音声をお届けする」というコンセプトゆえ、比較的ライトな記事の多い公式noteですが、位置づけとしては弥生オフィシャルのオウンドメディアのひとつ。
ということで、コーポレート全体の発信を管轄する広報・PRチームを主体に、採用広報としての視点を取り入れるために採用チームも混ぜた、部門をまたぐ混成チームとなっています!

コメントは画像左から

草薙:noteをよりパワーアップさせていけるように、前へ前へ…進めていきます!!
▼担当記事

庄村:ファクトだけじゃなくその裏にあるストーリーをたくさんお届けしたいです!
▼担当記事

片山:弥生の「ありのまま」を色んな記事を通して知っていただきたいです!
▼おすすめ記事

谷口:弥生で一緒に働きたい!と思ってもらえるような情報をお届けしていきます!
▼担当記事

今後は記事を書いた担当を併記していきますので、担当ごとのテイストの違いも楽しみにしていただければと思います!

記事ができるまで

ざっくり説明すると、記事ができるまでのフローはこんな感じ。

しめ切りは大事……

①ネタ探し

あれもこれもと載せていくとどうしてもネタがとっ散らかっていくので、大きく<弥生のカルチャー><事業紹介><働き方>という3つのカテゴリに分けてネタ探しをします。
 
ネタの拾い方は様々で、製品・サービスのリリースに合わせて関連記事を出したり、社内で目を皿のようにしながら巡回して面白そうな取り組みを探したりしています。
同時に弥生には社員のみしか見られないクローズドな社内報「ヤヨイロ」があるので、そこから社外にも知ってほしい記事をピックアップすることも!
例えばこちらの記事。

ヤヨイロは公式noteとはまた立ち位置が違うため別編集部ですが、一部メンバーは公式noteとヤヨイロ編集部を兼任しており、連携を取りながら一緒に記事作成をすることもあります!

②取材

取り上げるテーマが決まったら取材!
弥生は、北は札幌から南は博多まで7拠点に分かれているため、以前は拠点の異なるメンバーへの取材は相当の準備も必要でした。オンライン会議が浸透した今ではロケーションを気にせず取材できるのが本当にありがたいですね。
 
取材前には「企画書」を作成し、取材を受ける社員に共有します。どの記事にもテーマや想定読者、期待する読後感などを設定しているため、事前にゴールイメージを共有することでスムーズなインタビューと記事化ができるようになります。

③原稿作成

インタビューを録画(録音)したものから必死に文字に起こします。
正直ここが重たく、文字起こしこそが最大の山場説があるとかないとか……。
 
ヘッダーや文中に挿入する画像も基本的には編集部員で作成します。
クリエイティブチームが作成したカラーパレットがあり、そこから色をピックするといい感じに仕上がるので感謝しかありません……。

パレットだけでもかわいい

社内にはデザイナーもいるのですが、一旦ここは編集部で内製しています。
ある日いきなり公式noteのビジュアルが垢ぬけたら、それはデザイナーが参戦したか、編集部員がレベルアップしたかのどちらかです。ご期待ください。

④校正

原稿ができたら校正です。編集部+インタビュー参加者の複数の目でしっかりチェックします。
チェックの観点は主に以下の三点です
1.誤字脱字、誤用がないか
2.不適切な表現がないか
3.社外の方にわかりやすい表現になっているか
 
1.誤字脱字は言わずもがな! 言葉のニュアンスにも気を配ります。
たとえばこちらの記事。

「リモートワークの場合は『出勤』なのか?」という議論が上がりました。これもコロナ禍ならではですね。
勤怠管理的には「出勤」で正しいのですが、言葉のニュアンス的にオフィスに出社するような印象も含むため、「業務開始」にしたり……。
そのほかは若干編集のクセも出るのですが、私は文章のリズムが気になるので「~です。~です。~です。」みたいに続いている文章に指摘を入れたくなりがち。文体までがっつりレギュレーション決めて運用する方法もあるかもしれませんが、基本的には書き手の色や個性を残しています。
 
2に関しては、コンプライアンス的な観点のほか、記事の正確性も含みます。
私たち弥生は事業領域的にも法律に絡んだ内容になることが多いため、社内の担当者としっかり確認しながら、正しい情報になっているかをしっかりチェックします。
場合によっては「※●月現在」のような注釈を入れ、記事がいつ読まれても大丈夫なように意識を配ります。
 
ちなみに弥生ではOffice365が導入されていますが、Wordについているエディタースコアという機能がなかなか便利。ずっとある機能ですが、赤波線が出るのも地味にありがたい機能ですよね。それにしても誤字脱字ってどこからか湧いてきたりするんですけれど……。

3.「社外の方にわかりやすい表現になっているか」ですが、ここは社外向けのオウンドメディアであるということを踏まえて慎重に検討します。
社内向けのチーム名や役職名は外から見ると「なんのことを指しているんだ?」と引っかかりを生みがちなので、注釈をつけたり、一般的にわかりやすい表現に置き換えたりします。
 
例えばこちらの記事だと、役職名 TechL(テクニカルリーダー)にルビを振っています。

ただ、その領域の方にとっては一般的な名詞であるケースもあるので、その記事の想定読者によってレベル感の調整が必要な点は注意。
この記事は現役エンジニアのほか、これからエンジニアを目指す新卒学生の方にも読んで欲しかったので界隈では一般的な表現であるけれどもルビを振った、という次第です。

時折、社内では当たり前になりすぎているゆえに「これ一般的に言い換えるとなんだ……?」という悩みにみんなでぶつかることもあったりなかったり……w
 
紆余曲折、いろんな工程を経て記事が公開されます!
公開された後には弥生の公式TwitterFacebook、そして社内のslackでド派手に情報をシェアします。頑張ったからにはみんなに見てほしいですからね!!!!

Slackにぎやかし芸人です

大変なこと

幸いにも弥生のメンバーは取材などに非常に協力的です。とはいっても安定的な運用をしていくには大変な点もいくつか。

・そもそも記事書くのが大変

得意不得意出るところではありますが、特にインタビュー系の文字起こしが本当に大変! インタビューまではいいんですが、かなり気合入れて「よし……やるか……!!」とスイッチを入れないとなかなか手がつかず……。(インタビューに対応してくれたメンバーのみなさん、お待たせして本当にごめんなさい……)
ここに関しては、これまたWordの機能ですが、ディクテーション機能を活用したり、外部のライターさんの協力も検討したり……なんとかスムーズに進められる方法を模索しています。

・ネタに筆が追い付かない(うれしい悲鳴?)

おかげ様で、公式noteで取り上げたいネタは尽きないのですが、これを書く人手が足りません!先にお話しした外部ライターさんの協力や、社内でひそかに眠る文豪の発掘を画策しているのですが、まだまだここには課題が残りそうです。
将来的には社員が個人noteで発信したものをピックアップする方式もやってみたいと考えています。これを見ているチーム弥生のみなさま!!!!名乗るなら今ですよ!!!!
 
ありがたくも弥生ではネタ>人手となっていますが、そもそもネタがない!とお困りの場合は、以下をお試しされてはいかがでしょうか?

・年間スケジュール(事業計画)と照らし合わせたカレンダーを作って時事ネタをゲット
・社内報(あれば)を隅から隅までチェック
・時にはSlackに自ら投稿してメンバーを頼ってみたり……

(まだ記事にしておらず、回答してくれたみなさま申し訳ございません……)

・定期的に投稿するのはやっぱり大変

月何本という目標を立ててはいるのですが、これを遵守していく難しさを痛感します。
ネタはあっても、編集部員も専任担当ではないので他の業務と調整しつつ……とかやってると結局後回しになって月末に怒涛の投稿ラッシュに、というのはあるある(よくない)。
 
 
……などなど。「これをすれば万事解決!」という銀の弾丸は見つかっていませんが、採用面接にお越しくださった方から「note見ました!」「社内の雰囲気がよさそうだと感じました!」「イメージが変わりました!」といった嬉しいお声をいただくこともあり、それがなによりの励みになっています。
弥生という会社を知っていただく意義のあるミッションですので自分たちを奮い立たせながら頑張っていきたいと思います!

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