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大阪オフィスに「こども図書館」が開設!ワーママ人事の経験から生まれた絵本の数珠繋ぎプロジェクト

大阪オフィスで、「子ども図書館」という取り組みが始まりました。
この「子ども図書館」では、従業員からの寄付された絵本のセルフ貸し出しを行っています。

こちらで借りた絵本は、家に持ち帰り子供に読み聞かせをしたり、休憩時間に懐かしく手に取ったり、自由に利用できます。

この取り組みは大阪オフィス 人事総務部の森嶋さんの発案がきっかけでした。今回は、なぜ「子ども図書館」をオフィスに開設しようと考えたのか、森嶋さんにお話を聞いてみました。そこには、2人のお子さんを育児中の森嶋さんの温かい思いがつまっていました。ぜひご覧ください。


取り組みのきっかけは?

ー「子ども図書館」の取り組みを知り、なにをきっかけにどんな思いで始めたのか気になってお声がけさせていただきました!

ありがとうございます!この取り組みの原点は、「子育て中は忙しい」という自分自身の体験からなんです。

私は弥生で働きながら2人の子供の出産・育児を経験しており、今はすっかり大きくなりましたが、子どもが小さかった時は日々生活に追われていました。家事をしている間にテレビやインターネットを見せ続けるのは罪悪感もあり、休みの日に図書館でたくさんの絵本を借りていました。

弥生では、小さな子どもを抱える従業員が増える中で、自身の体験を振り返り「もし会社で絵本が借りれたら、図書館への往復の手間が省け、一緒に絵本を読む時間を少しでも増やすことができるんじゃないか?」「平日も子供とのコミュニケーションが増えるんじゃないか?」と発想しました。 

ー私も子育て中なのですが、どこかテレビやYouTubeへの罪悪感という点ではすごく共感します…。そんな中、「絵本」に着目されたんですね。

はい、きっかけは、大阪オフィスの目と鼻の先にある「こども本の森 中之島」図書館でした。

「こども本の森 中之島」(安藤忠雄氏が大阪市に寄附)は、「子どもたちに多様な本を手にとってもらい、無限の創造力や好奇心を育んでほしい。」「自発的に本の中の言葉や感情、アイデアに触れ、世界には自分と違う人や暮らしが在ることを知ってほしい。」そんな想いでつくられた文化施設です。

私も子どもたちと毎週のように通っていました。図書館中央の大きな階段では、子どもたちが座り込み、次々に好きな絵本を見つけては目を輝かせ読みふけっています。その姿をみるたびに「絵本」の持つ力を実感していたんです。

Нет 大阪建築 より引用
Нет 大阪建築 より引用

また、子どもだけでなく、大人になってから読むと新たな発見があったり、想像力が広がり、毎日の仕事や生活にこれまでなかった視点やアイディアが生まれるかもしれないとも思っています。

ーそうですね、わたしも絵本は大好きです。小さい頃に読んだ絵本は今でも心に残っています。懐かしい絵本をもう一度読んだり、メンバー同士でおすすめしあったりするのも楽しそうです!

絵本には頭や心をほぐすリラックスなどの癒しの力もあると考えています。絵や文章には、大人でも気持ちをゆったりさせる作用があるため、子どもに読み聞かせる以外にも疲れた頭と心を休めるツールのひとつとしても、役にも立ててほしいと思います。

周囲の反応や今後の展望

ー取り組みを始めるにあたって、周りの反応はいかがでしたか?

まず発案した際、チームのメンバーはとても賛同してくれました。上長も応援してくれたので、提案からわずか1カ月でスタートできました。大阪オフィスメンバーの反応もポジティブなものばかりで、「素敵ですね」「ぜひ活用したいです」という声をいただけて、とても嬉しかったです。

ーポジティブな反応で発案からスムーズに取り組み開始になったんですね。実際、「子ども図書館」が始まってみてどうですか?

休憩時間に手に取っていただいているのをよく見かけています。実際、手続きをして自宅に持ち帰る方はまだ数名なのですが、そこは全く気にしていません。すぐに結果が出るものじゃないと思っているので、運用面では手をかけすぎず、息の長いプロジェクトにしたいです。従業員のお子さんが成長して、別のお子さんへの数珠繋ぎが生まれると嬉しいなと思っています。
絵本は基本的に寄付いただいたものなので、名前を塗りつぶしてたり、シール、破れなどが残っているものもありますが、それも繋いできた勲章です。

図書館の取り組みとは少し異なりますが、お子さんの成長をともに感じられるくらい、従業員が長く働きたいと思える環境になったらとても素敵だと思います。

ー子を持つ親としても思い出の絵本をほかのお子さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。ちなみに今後は他のオフィスでも展開する予定があるのでしょうか?

4月以降、札幌オフィスでも開始する予定です!札幌と大阪でたまに絵本を交換したりする取り組みもしたいですね!

原動力は「自身の経験を他の従業員に対してどうプラスに還元できるか」


ー今日のお話を通して、森嶋さんの考えに感動してしまいました。人事総務部としてのミッションが森嶋さんの行動力に繋がっているのでしょうか?

人事として…。うーん、それだけじゃなくて、常に自身の経験を他の従業員に対してどうプラスに還元できるのかな?と考えてきました。

私の子供がまだ小さかった頃、当時所属していた顧客サービス本部では産休・育休をとる人がほとんどいませんでした。私の産休取得時には東京本社から人事の方が大阪まで説明しに来てくれたくらい珍しいことでしたね。
でも、産休・育休をとるメンバーも増えて、仲間が増えてきました。そんな中で、自分の経験をメンバーに還元したいなと。

子育ては小さいことから大きいことまで、悩みだらけ、わからないことだらけ。だったらママ会・パパ会を開催しようとか。常に他の従業員に何かしら還元できればと考えてますね。うん、ちょっと格好つけすぎ? (笑) でも本当にそう思っています!

ー森嶋さんのような方が人事にいて、従業員としてはとても心強いです!今日は貴重なお話しをありがとうございました。

編集後記

なぜ、子供がオフィスにいるわけでもなく、子供用品を扱うわけでもない当社のオフィスに「子ども図書館」が!?と思いましたが、そこには、森嶋さんの従業員やその家族への愛がつまってました。

大人になってもずっと心に残ってる絵本。子供も大人も、「子ども図書館」を楽しみたいなと思いました!

ちなみに、森嶋さんのおすすめの1冊は「もこもこもこ」。わたしは「14ひきのシリーズ」。(どちらも「子ども図書館」にあるようです!)みなさんの好きな絵本は何ですか?従業員のみなさんはぜひ「子ども図書館」で探してみてくださいね。

懐かしい絵本もあります!
編集部 庄村さんおすすめの「すてきな三にんぐみ」もある!
「こども図書館」はリフレッシュルームに構えてます。今後もっともっと絵本が増えていく予定

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