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奨学金返済を企業が肩代わり!?弥生のユニークな福利厚生をご紹介します

弥生にはさまざまな福利厚生がありますが、その中でもひと際異彩を放っているのが「奨学金返済支援手当」という制度です。
奨学金は基本的に入社前、学生時代のもの。なのにどうして会社が?と疑問に思われるかもしれませんが、制度の中身も、それができるに至った経緯もとってもユニーク&ハートフル!
 
今回はそんな実に弥生らしい、福利厚生を紹介します!

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制度の概要

人事規定には下記の通り記載されています。(一部抜粋、編集)

奨学金支援手当として、自身の奨学金を返済している従業員に対して、次のとおり支給する。
(1) 対象者:一定の等級の従業員
(2) 対象奨学金:
大学院、大学、高等専門学校に対し、従業員本人が契約者となっている次の奨学金を対象とする。
日本学生支援機構(旧日本育英会)
大学独自の奨学金制度
地方自治体の奨学金制度
あしなが育英会などの民間団体
(3) 支給期間・支給額:
第1号の対象者に対して、最初の支給から5年を上限に返済金額と同額を支給する。
ただし、繰り上げ返済された奨学金は対象外とする。
なお、返済額を確認するため返済計画、返済額および借入残高がわかる書類を提出しなければならない

要約すると……!
・ジュニアなメンバーの奨学金返済を会社が補助!
・対象は正社員および契約社員
・金額は「毎月の返済額全額」
・対象期間は最初の支給から5年、または対象以上のグレードに昇格するまで
 
という“神”福利厚生です!
例えば月々の返済額が2万円だとすると、2万円×12ヶ月×5年間で合計120万円の手当が弥生から対象者へ支給されます。改めて計算してみるとすごくインパクトのある数字です……!
 
実際の制度利用メンバーは54名(22年10月時点)となっており、対象者の限られた制度ではありますが多く活用されていることが伺えます。

当て逃げ事故から生まれた福利厚生

このユニークな福利厚生は、始まった経緯もさらにユニーク。
ことの始まりは役員Kさんと若手社員のYさんと何気ない会話していたところから始まります。
 
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Yさん:「車が当て逃げにあって全損しちゃいました……😭」
役員Kさん:「えぇ……(変わった車だっただけに残念だなあ)買い替えないの?」
Yさん:「奨学金の返済もあるし、将来も考えなきゃなので、もう車は買わないですね……」
役員Kさん:「そうなんだ……」
Yさん:「みんなにお金配ってくださいよ~(笑)
役員Kさん:「そうだねえ」

車両保険に入っておらず、金額的にも全損だとか……

そんなYさんの様子(曰く「殊勝な顔」をしていたとか)を見て、人事に奨学金の実態リサーチを依頼。結果として、この制度の実施が決定しました。
 制度施行時に寄せられたコメントの中で、下記が印象的です。

弥生における給料は基本的に、アウトプットに対する報酬です。(中略)そういった意味では、この奨学金返済支援手当は例外的な扱いです。大学を出て以降の住宅をどうする、配偶者をどうするは本人の意思ですが、大学から背負った借金は必ずしも本人の意思では左右できない部分だと考えているからです。

「例外的な扱い」としながらも、制度ができて3年。
それなりに大きな金額のかかる福利厚生が社長の発案というだけでなく、取締役会でも承認を得て、施行、継続されているところに弥生全体の人へのやさしさが溢れていると感じます。
 
利用している社員からは「本当にありがたい」「この制度があってよかった」という声を聞くことが多いです!

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この記事を書いている私も、奨学金を借りて大学に進学しました。
借入金額は家庭の事情によりけりですが、私は月8万円受給していたため、毎月の返済額は19,700円! 新卒の手取りではなかなかインパクトのある数字です。
 
奨学金の返済によって、同じように大学で学び、仕事では同じ働きをしているはずなのに実際の生活は大きく変わってしまいます。
あの当時、もし自由に使えるお金があと2万円あったのなら、本社近くの部屋を借りられたかもしれません。仕事に関しても、なにかの研修を受けてみるとか、本を買うとか、そういうことができたかもしれません。
すべてが仕事に関連するとは限りませんが、ジュニアの時期の小さな積み重ねがいつか差となり現れる可能性も否定できません。
そういった本人の意思に関わらず生じてしまう機会の不均等を、会社の支援で是正するのがこの「奨学金返済支援手当」です。
 
奨学金返済支援手当は新卒入社をする方、あるいは若手として入社される方にぜひ活用してほしい制度です!
少し楽になった分を仕事や、それ以外の人生を豊かにすることに使いながら、のびのびと弥生で働き、成長していっていただくのが会社として一番幸せなことなのかもしれません。
 
その他にも自己研鑽の支援やプライベートの補助など、さまざまな福利厚生がありますので、こちらも是非ご覧ください!

この記事を書いた人

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