先輩社員の一日-開発本部エンジニア編
学生の皆さんから、よく「社員の一日のスケジュールを教えてください!」という質問をいただきます。たしかに、社会人になって実際どんな仕事をしていくのか、という点はなかなか説明会や面接では得られない情報ですよね。そこで各本部の社員の働き方を、連載企画「先輩社員の 1 日」として紹介していきます!
今回は21卒、未経験で入社し、現在「弥生会計」デスクトップアプリの開発チームでエンジニアとして活躍するOさんです。
実際にどんな意識でどのように働いているのか、皆さんの参考になれば幸いです!
♢自己紹介
2021年に新卒として弥生に入社しました。開発未経験でしたが希望が通って開発本部に配属され、現在も「弥生会計」を作っているチームでエンジニアをしています。趣味は旅行で、国内のたのしげなスポットをゆるく巡っています。目指せ47都道府県制覇。
♢1日のスケジュール
9:30 業務開始
リモートワークのため、朝はのんびり朝食をとって9:30ごろに勤務を開始します。はじめにSlackやメールで自分宛ての連絡をチェックし、一日のタスクを整理して作業に取り掛かります。
開発メンバーはチームごとにZoomを繋いで作業するのでオンラインでも気軽にコミュニケーションが取れます。在宅が続いて気分転換したくなったときや、タスクが難関部分に差し掛かっている日はオフィスに出社してチーム内外のメンバーと直接交流しています。
9:40 プロジェクト作業開始
この日は「要件定義」を進めていきます。
「要件定義」はプロジェクトの始まりに、これからどんな機能をどのように実現するかを決める大事な作業です。
弥生会計の現行仕様を理解し、新しい機能の実現方法を考え、必要に応じて周りと相談しながら一日かけて要件定義書を作成していきます。
10:30 朝会
会計チームでは、毎日5分程度の朝会でチーム全体向けの連絡や重要な共有を行っています。この日はプロジェクトの進捗共有と、他本部メンバーとの交流イベントに関するお知らせがありました。
11:30 後輩社員との1on1
週に2回、1回30分ほどで新卒1年目の後輩と1on1を行っています。
初めてのことだらけで大変な1年目のサポートを目的とした1on1なので、テーマは決めず、業務のお困りごとやキャリアについての相談、気分転換のちょっとした雑談までなんでも受け付けています。
12:00 お昼休憩
在宅の時はお昼は簡単なものを作って食べることが多いです。
時間が余ったら少し外に出て気分転換をしたり、仮眠をとるなどして午後に向けてコンディションを整えます。
14:00 レビュー指摘対応
自分が作成した成果物を確認したリーダーから指摘が返ってきたので、作業を中断して対応を行います。
成果物は必ずリーダーやベテランエンジニアがレビュー(チェック)を行い、不足に対する指摘や改善提案を返します。小さな機能でも多くのメンバーが関わって品質を担保し、チーム全体で最善のアウトプットを目指しています。
15:30 上長との1on1
週に一度、直属の上司と1on1を行います。
業務についてのフィードバックを受けたり、個人の取り組みを報告したり、これからやってみたいことを相談しながら形にする時間として使っています。
18:30 退勤
退勤前には一日のふりかえりを行い、翌日の作業計画を立てます。
個人的にキリが良いところまで作業したいタイプなので少し残業することが多いです(夕方が一番集中できるので……)。そのかわり、予定がある日はフレックス制度を活用して15時ごろに退勤することもあります。気軽に制度を使えるのでうれしいです。
♢インタビュー
続いて仕事のやりがいや、目標についてインタビューしました!
ー大学時代に取り組んだことを教えてください
私は神田外語大学出身で、学生時代は語学を専攻し、翻訳を勉強していました。弥生を志望したきっかけはアルバイトやインターンシップを通じて「人のサポートをする仕事がしたい」と感じるようになったことです。なので専攻とはあまり関係ありませんでしたが、意外と翻訳とプログラミングで通ずるところがあって楽しく仕事できています。
ー現在の仕事で大変なことを教えてください
担当する製品「弥生会計」は長い歴史のあるソフトウェアです。法令と密接に関連しており、プロフェッショナル向けの豊富な機能が特徴です。配属されてからいろんな機能を担当させてもらいましたが、本当に機能が多くて、学びきれないなと思うこともあります(笑)
毎回新しいことにチャレンジするような気持ちで大変ですが、逆に学ぶ楽しさもあるかもしれません。
ー現在の仕事のやりがいを教えてください
やはりお客さまの声が一番のモチベーションです。
「弥生会計」は今、弥生の看板製品といっても過言でありません。非常に多くのお客さまが使ってくださっているので、嬉しいお声もたくさん耳にします。そのたびにもっと頑張ろうという気持ちになりますね。
エンジニアは一般的にユーザーと直接関わらないため、どうしてもユーザーを遠く感じてしまいがちです。そこでお客さまの声を聴けるような仕組みをチーム内で作りました。メンバーからの評価は上々です。
やってみたいことができて、それを喜んでいただける環境であるのも仕事のやりがいのひとつだと思います。
ー今後の目標について教えてください
私はエンジニアとしてまだまだ未熟なのでまずは技術を伸ばしたいですね。そして法令知識を身に着けて、応用のきくマルチな人材になりたいです。
また、人のサポートをすることが好きなので、周りの人が働きやすい環境を整えてモチベーションと製品の品質向上を実現し、お客さまにより高い価値を提供することで会社全体の業績向上に寄与できたらいいなと思っています。
Oさん、ありがとうございました!
編集後記
「弥生会計」は弥生のフラッグシップ製品ということもあり、担当しているエンジニアは経験が長い猛者ぞろい。そんなチームに開発未経験で入ることになったOさんは、「エンジニア目線と顧客目線の両立」を目標に、「顧客対応音声を聞く会」「顧客サービス本部とのオンライン交流会」を企画しました。この取り組みが認められ、本部内表彰で最優秀ビジネスパーソン賞を受賞しています。Oさんならではの視点がチームに新しい風を吹き込んでいます。
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