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環境の変化を楽しみ、新たな弥生の土台作りに挑戦する多才なPM

2021年7月に入社し、開発本部のプロジェクトマネージャーや知財関連業務などさまざまな役割を担っている宍戸里絵さん。エンジニア、PM、事業企画等の仕事など多才な経験値とスキルを持つ宍戸さんは、弥生に入社後“新たな土台作り”に挑戦していると言います。「変化を楽しむ」ことを大切にする宍戸さんの、弥生での新たな挑戦について語っていただきました。

新たなキャリアに進むため転職を決意

ー現在の仕事や所属している部署について教えてください。
 
現在は、システム開発部に所属し、大きく3つの役割を担っています。
 
1つ目が、「記帳代行支援サービス」というサービスのプロジェクトマネージャー(PM)を務めています。これは、レシートや領収書などの入力を代行するサービスで、システムの改修や運用、入力代行のBPOベンダーコントロールなどを行いながら、日々クオリティを上げるように取り組んでいます。
 
2つ目が知的財産業務で、他社の特許調査や、弥生が持つ技術、サービスの新規出願の仕組み作りなどを行う仕事です。弥生の技術開発をサポートしていく業務も行っています。
 
3つ目がデジタルインボイス推進協議会(略称は「EIPA」)での活動です。EIPA(エイパ)は、デジタル庁が主導するデジタルインボイス(JP PINT)の策定・普及に対して、民間の立場から支援と協力を行っている協議会で、弊社が代表幹事法人を務めています。さまざまな企業が参加しており、私は特に技術面における各企業とのアライアンスや調整を行っています。

ーかなり多岐にわたる役割を担っているのですね。弥生に入社するまではどのような仕事をしていたのでしょうか?

弥生に入社する前は大手機器メーカーでエンジニアやPM、事業企画などさまざまな仕事をしていました。その会社には新卒で入社し約18年在籍しており、組み込み系のエンジニア、データセンターやサーバソフトの開発、事業企画では売上目標を持ち製品開発をするプロダクトオーナーのような役割も経験しています。
 
扱っていた製品が他社の製品と連携することが多く、他社とのアライアンスの経験も積みました。それから開発部門で知的財産関連業務も、前職で経験しています。こうした経験が、先程お話した複数の役割を担うことに繋がっているかなと思います。

ーなるほど。前職でもいろいろな経験を積んで充実していたように思いますが、なぜ転職を決めたのでしょうか?
 
大きかったのが、新型コロナウイルスの流行です。そのタイミングでリモートワークが普及しましたが、私もそうした柔軟な働き方をしたい、という思いを強く持つようになりました。
 
それから、いろいろな経験をしてきた中で、自分の中でキャリアが一段落ついたという感覚もあったんです。会社も体制変更があるなど、節目を迎えた年でもありました。そうしたさまざまなタイミングが重なり、転職を決めました。

―弥生を選んだ理由は?
 
知り合いが弥生で働いていたのが大きなきっかけでした。また弥生はその頃にはすでにリモートワークを取り入れていましたし、モノ作りを大事にする社風などにも惹かれたんです。
 
それから、私はゲームが趣味なのですが、面談を進めていくなかで、「ゲーム好きが多いですよ」と教えてもらえたのも良かったですね(笑)。趣味が合う人が多そうだったのも、決め手の1つでした。

“いい人が多い”会社ですぐに馴染む

ー実際に弥生に入社しての印象はいかがでしたか?
 
シンプルに、いい人が多いというのが最初の印象ですし、それは今も変わっていません。建設的な話し合いができ、オープンにコミュニケーションが行われる素晴らしい社風があると感じました。
 
それから、新しいツールや仕組みに対して反応が早いのもいいですね。働き方も含め、柔軟性のある会社だと思います。
 
ー初めてのリモートワークで苦労はありませんでしたか?
 
ありませんでした。コミュニケーションはZoomとSlackを使って、オンラインでも問題なくできています。テキストコミュニケーション、Zoomを使った対話でのコミュニケーションをうまく使い分けができているかな、と思います。自分自身、環境の変化には強いタイプでしたし、先程言ったようにコミュニケーションがすごく取りやすい会社なので、馴染むのに時間はかかりませんでした。

1から仕組みを作ることに前向きな会社


ー仕事で働きがいを感じるのはどのようなときですか?
 
弥生は新しい制度や仕組みを1から作ることを推奨してくれる会社です。私自身、そうやって1から制度や仕組みを作り上げるのが得意ですし、前職も含めてなぜかそういう仕事が回ってくるんです。あまり細かく制限もされませんし、なにより承認が早いのもいいですね。スピーディーに物事を進められるので、とても働きがいを感じています。
 
ーPMを務めている記帳代行サービスの仕事はどうですか?
 
一言で領収書と言っても、今その形式は本当に多岐にわたるんです。現金、QRコード決済、クレジットカード、それから消費税率も2種類ありますし、消費税以外の税金の表記もあったり、表記の仕方もレジの機種によって変わってきたりもします。すべてのフォーマットに対応することは難しいので、入力を判断する方法を工夫しつつ、できる限りお客さまのニーズに応えられるようにサービスをカスタマイズしていくことがやりがいでもあり、難しさでもありますね。
 
システム自体はシンプルなのですが、そういった運用面でのコントロールがPMの腕の見せどころなので、その点について働きがいを感じています。

知財関連の新たな土台でもっと社員が活躍できるように

ー今後はどのような仕事に挑戦していきたいですか?
 
先程、1から仕組みを作るという話をしましたが、知財関連の仕組みを今新しく作っているところです。実は、知財関連を専門的に行うセクションがこれまで弥生にはなかったので、私が立ち上げたという経緯があるんです。
 
ー宍戸さんが作ったセクションだったんですね。
 
そうなんです。前職の会社では、知財関連のインフラが整っていて、どの会社がどういう特許を持っているか、自社にある技術をどう特許に出せばいいかといった仕組みが整っていたんですね。そういった仕組みを弥生にも作りたいという話をしたところ、正式なセクションとして社内で立ち上げることになったんです。
 
ですので、私も、会社も手探りで動いている状況ではありますが、1から作っていくための挑戦ができていると実感しています。
 
ー入社して間もないのに、新しいセクションの設立や仕組み作りをしているのはすごいですね。 
好きなんですよね、そういう仕事が。それに弥生は、年次に関わらずそういう挑戦を受け入れてくれます。知財関連をはじめ、まだまだ弥生には土台となるインフラが足りないと感じるところがあります。そうした土台をしっかりと作っていけば、その上でエンジニアであったりPMがもっと活躍できるはずです。

例えば、弥生のエンジニアが持っている技術力を考えると、もっと特許が出せるはずなんですよね。ただ、今は特許を出すインフラがないので、なかなかそういう機会に恵まれていない。だから、しっかりと土台となるインフラを作って、スムーズに特許を出せるような仕組みを作りたいんです。そうすれば、どんどん弥生のエンジニアが世の中に技術を発信できるようになるはずです。

それに、知財関連にかぎらず、会社に新しいセクションが増えることで、その分野に興味のある人が活躍できる新しい機会の創出にも繋がるのではと思ってます。
社内にいる人、あるいは、今回の例だと、今は違う会社にいて知財の仕事をしている人が弥生で新しい活躍をしてくれるかもしれないなど、新たな業務の切り口を生むことで得られる人材を活用し、生かしていく、そういう機会作りという視点でも、新しい制度や仕組みを作っていきたいと考えています。

ーさらにはデジタルインボイスの協議会での仕事もされているんですよね。
そうです。これは、面談時に代表の岡本から話を聞いていたのですが、複数の企業のアライアンスや調整を行う仕事も経験をしていたので、一緒に取り組むことになりました。ペーパーレスを実現して、企業間の商取引を効率化しようという動きですが、弥生も後れを取ってはいけないテーマです。しっかりと他社と連携しながら、弥生がデジタルインボイスを推進できるような取り組みができたらいいなと思っています。

変化を楽しみながら挑戦できる人と働きたい

ーどのような人に入社してほしいですか? 
第一に変化を楽しめる方に来ていただきたいですね。変化を楽しみながら、ありとあらゆる場面で工夫をして乗り切れるような、柔軟性のある方だと弥生で活躍できるはずです。
 
例えば、弥生のサービスの場合、法令の変更にあわせて否が応でもアップデートや仕様変更をしなければいけないときがあります。法令の適用が開始されるタイミングはずらせませんので、常にそうした変化と向き合える方と働きたいですね。
 
それから、今はITサービスを取り巻く環境はどんどん変化しています。クラウド製品が主流になり、モノを単体で売るという考え方はほぼなくなりました。ですので、例えば「弥生会計」単体をお客様に提供するだけでは他社と差別化が難しくなります。弥生会計の提供をきっかけに、お客様が持つ課題をどれだけ広い範囲で解決していくかが求められます。
 
ただ、弥生にはこれまで培ってきた技術やサービスなど強い武器はたくさんあります。そうした武器を最大限活用して、お客様のあらゆる課題を解決する。そのくらいの意気込みが必要になってきます。 
こうした環境の変化を「楽しそう」と思える方と一緒に、弥生のさらなる成長に挑戦していきたいですね。

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