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はじめまして、新社長です

2023年4月より弥生株式会社の代表取締役 社長執行役員を拝命しました、前山貴弘(まえやま たかひろ)です。1978年の創業以来、実に45年に渡って積み上げてきた歴史ある弥生を先導する任を預かることに大きな責任を感じるとともに、今とてもワクワクしています。

 社長就任以前は、取締役 執行役員ならびに管理本部 本部長を務めていました。これまではなかなか自社メディアで寄稿する機会がありませんでしたので、弥生の新しい社長として皆さまにご挨拶申し上げるとともに、改めて私の簡単な自己紹介をさせていただければと思います。



私は弥生に二度入社をしています。一度目は2007年に入社し2011年に退職。2020年に二度目になる再入社をした、いわゆる「出戻り社員」です。昨今アルムナイという言葉あるいは活動は企業の重点課題の一つとして取り上げられていますが、私の実例からも弥生が一度離れた後も戻りたくなるような魅力的な会社であるということを感じとっていただけるのではないでしょうか。

そんな私と弥生ですが、実は1回目の入社前からも縁があり、そのルーツは家業にまで遡ります。実家は会計事務所を営み、私もその背を追って新卒では会計事務所に就職しました。その後自身でも会計事務所を立ちあげ、弥生PAP会員(弥生の会計事務所ネットワークの呼称)として実際に弥生製品を使用、顧問先にも提供してきました。このような背景を持つ私は、弥生の社長であるとともに弥生の一番のファンであると自負しております。そして今、大好きな「弥生シリーズ」および各種サービスを開発・販売・サポートする側に立っていることをとても幸福に思っています。このルーツを活かし、お客さまとそれを支える会計事務所の皆さまの日々感じる不便や課題感に寄り添った製品・サービスの開発・販売・サポートに努めてまいります。

弥生は「弥生シリーズ」や、各種サービスを展開するとともに、常にお客さまの声に耳を傾け、いただいた貴重なお声をすぐに次の製品、サービスにフィードバックし、改善することを続けてまいりました。社内では「魅力的品質」のスローガンとともに連綿と継がれてきたこの姿勢は変えることなく、今後はそれに加えて「ワクワクする製品・サービス」をお届けしたいと考えておりますので、楽しみにしていてください。

一方、「ワクワクする製品・サービス」を作るためには弥生自身も変わっていく必要があります。私が思い描く新しい弥生を一言で表すと「挑戦」の二文字となります。社会やテクノロジーが目まぐるしく変化していく中、私たちも常に変化、いや進化をし続ける必要があります。まずは何よりも挑戦することを推奨、たとえ失敗しても「ナイストライ!」という空気となるような、そんな社風を作っていきたいと考えています。これを社内メンバーの前で話したところ、即時Slack(社内チャットツール)に「Nice Try!」スタンプが追加されており、チーム弥生の仲間たちも前向きにとらえてくれているのだと感じています。

その他にも私の宣言したことの数々が(笑)


これまで良くも悪くもどこか泰然自若とした風のあった弥生でしたが、昨年3月にKKRが新しい株主となり、その雰囲気も変わり始めました。私がその変化の流れの更なる追い風となり、あらゆる側面でのスピードと生産性の向上に寄与したいと考えています。

弥生のビジネスで言えば、業務ソフトウエアの分野において、これまでのデスクトップアプリからクラウドアプリのニーズの高まりとともに、以前は限定的であったデータ連携がむしろ当たり前になってきています。

未来はあるものできるものではなく、作るものです。目指す未来のためには、たくさんの挑戦と失敗を糧に、次の挑戦につなげていく、行動し続ける。それこそが弥生の新たなリーダーとしての責任だと思っています。仲間の夢や挑戦を「できっこないよ」と言うではなく、「ナイストライ!」と声がけし、どうやって実現できるかを一緒に考え、支援する……。そんな組織および社内の空気を作ることが、私が社長として取り組むべき大きな課題であり、巡り巡って社会に貢献できることではないかと考えています。

私は取締役 執行役員の時から、新卒中途問わず採用面接の場にも立っていますが、だからこそ感じるのは、弥生は「事業を通じて日本の中小企業・個人事業主を支えたい」という強い想いを持ったメンバーが集まった会社であるということです。

この想いを一丸に、チーム弥生の仲間たち、そしてお客さまとともに明るい未来を創るべく、常に新しいことに挑戦する存在でありたいと思います。

これからの弥生にぜひご期待ください。

弥生株式会社
代表取締役 社長執行役員
前山 貴弘

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